第28代(北海道第13代)高校生平和大使記者会見の開催

記者会見の様子
(右から和田実行委員長、岩山心咲さん、山岸莉音さん)
連合北海道と北海道退職者連合で構成する北海道高校生平和大使派遣実行委員会は、今年度の高校生平和大使に、立命館慶祥高等学校2年の岩山心咲さん、札幌日本大学高等学校1年の山岸莉音さんを選出し、6月5日、札幌市内で記者会見を行いました。
高校生平和大使のこれからの抱負について岩山さんは「戦争を経験された方々が減り、戦争への関心が薄れていると思うので、私たちが戦争や原爆の記憶を後世につなぐ架け橋になりたい」と述べ、山岸さんは「多くの高校生に被爆者の方々がつないできた戦争や核の恐ろしさを自分たちが伝えていきたい」と述べました。
全国で第28代、北海道としては第13代となる高校生平和大使は、全道からの応募者23名の中から作文・自己PR・面接により選考されました。
これまで高校生平和大使は、ジュネーブにある国連欧州本部を訪問し、軍縮会議でのスピーチや政府代表部に赴き、核兵器廃絶と世界平和の思いやメッセージを伝える他、日本国内で集約した「高校生1万人署名」を提出してきました。その活動は世界平和に貢献していると高い評価を受け、提出した署名は国連欧州本部の軍縮会議場前に展示されています。また、2013年には外務省から「ユース非核特使」を委嘱され、2018年からはノーベル平和賞にノミネートされています。
今後は全国の28代高校生平和大使とともに6月15日は広島で結団式、6月21日は札幌市内で核兵器廃絶に向けた署名活動、8月7~9日は長崎の集会に参加、8月31日~9月6日にはスイス・ジュネ―ブの国連欧州本部で核兵器廃絶と世界平和を訴える活動を行う予定です。