「被爆78周年 2023平和行動in広島・長崎北海道統一代表団」を派遣

原子爆弾が投下から78年を迎える中、連合北海道・原水禁北海道・北海道友愛KAKKINは8月4日~10日の日程で、参加者74名を「北海道統一代表団」として広島・長崎に派遣した。
8月5日の平和ヒロシマ集会で主催者挨拶にたった連合本部芳野会長は、「今なお私たちは核兵器の脅威にさらされ続けている。本年5月、ここ被爆地・広島で開催されたG7サミットで『核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン』が発表されたが、核兵器数の削減努力の継続を柱としているものの、『核兵器のない世界』の実現に向けた具体的な道筋は示されなかった。核兵器による抑止力を肯定したことは非常に残念だと言わざるを得なく、核威嚇をする為政者がいる中で、抑止論が成り立つとは到底思えない。
今回のサミットでは、核兵器保有国を含む各国首脳が、広島平和記念資料館を訪れた。各国首脳には、核兵器使用の恐怖と悲惨さ、実相を強く胸に刻むとともに、核兵器廃絶に向けたリーダーシップの発揮を強く求める。
G7サミットに先立つ本年4月には、働く者の主張をG7サミットに反映させることを目的に、「L(レイバー)7サミット」が東京で開催された。L7は、2023声明として、『G7首脳は、広島で会合することの象徴的な意義を念頭に置き、核兵器のない世界を追求する勇気を持たなければならない。』と表明し、サミットで議長を務める岸田首相に要請を行った。 日本政府には、唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向け、核軍縮と核不拡散の強化に向けた外交努力を粘り強く続けるよう求めていきたい。
私たち連合は、平和首長会議やITUCとも連携・連帯し、国内外の世論喚起に向けて、活動をより一層強化していく。誰もが心の底から願い続ける「核兵器廃絶」と「恒久平和の実現」に向け、ともに頑張ろう。」と述べ、改めて核兵器廃絶、そして世界の恒久平和の実現に向け、取り組みを進めていく決意を示した。

8月8日の平和ナガサキ集会では、連合本部清水事務局長が主催者挨拶にたち、広島での芳野会長の挨拶同様、G7サミットについて触れ「核兵器廃絶は、個々の国や地域の努力だけでは達成できず、国境を越えた連携と相互理解が求められる。平和記念資料館を訪れた各国のトップリーダーは、核兵器の恐怖と悲惨さ、実相を強く胸に刻み、対話と交渉を通じて、核兵器廃絶に向けた道を着実に歩むべきだ」と述べた。
また、「今、世界が、平和への歩みを続けることができるか否かが問われている。核兵器廃絶への道は容易ではないが、単なる理想や夢で終わらせてはならない。それは私たちの世代が達成しなければならない使命であり、次世代への責任である。」と改めて核兵器廃絶、そして世界の恒久平和の実現に向け、取り組みを進めていく決意を示した。

続いて、「若者からのメッセージ」として、第26代高校生平和大使22名が紹介された。退職者連合と連合北海道で構成する北海道高校生平和大使派遣実行委員会で選出した、北海道選出の平和大使である上坂芽生さんと福本響さんも登壇し、被爆者や戦争体験者の方々から平和のバトンを受け継ぎ世界に広げていく決意を表明した。

最後に沖縄から始まり根室へと続く連合平和4行動のシンボルである「ピースフラッグ」のリレーが行われ、連合長崎から連合北海道・根室集会へと平和の思いとともに旗が引き継がれました。ピースフラッグを受け取った連合北海道藤盛事務局長は「ウクライナ情勢が極めて長期化している今日、北方領土を取り巻く情勢も大変厳しい状況になっている。四島の交流授業、北方墓参なども再開の目処が立っていないというのが今日の情勢」と述べ、「 しかし、こうした厳しい情勢化ではあるが、私たちの平和運動を社会にアピールしなければならない。9月9日は平和学習会、10日にはノサップ岬での平和集会を開催する。ぜひ一人でも多くの皆さんにご参加いただき、皆さんの目で間近にある北方領土の状況などをご覧になっていただきたい」と挨拶。
参加者はこれらの集会を通し、戦争の実相、原爆の脅威を学び、平和の実現のため、これを語り継いでいかなければならないことを強く感じた。
統一代表団は広島においてピース・ウォークに参加するなど、それぞれ学習を深めるとともに、広島では原爆死没者慰霊碑への献花を、原爆死没者慰霊式では47都道府県からの献水・献花に参加した。
連合北海道の独自行動として、鹿児島の知覧特攻平和会館への見学も行った。
なお、長崎に原爆が投下された8月9日に予定していた「ピースウォーク」および「淵中学校」への遺跡慰霊は、台風6号による影響を考慮して中止となった。

連合北海道はこれからも核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現をめざし、職場や地域における核兵器廃絶運動に粘り強く取り組んでいく。

 

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