北朝鮮核実験に断固抗議する談話

2016年1月7日

北朝鮮核実験に断固抗議する談話

日本労働組合総連合会北海道連合会
事務局長  杉 山  元
1月6日、北朝鮮は水素爆弾の核実験を実施したと発表した。

世界の多くの国々が、核兵器廃絶に向けた国際世論の形成や具体的な取り組みを進めてきた中、この暴挙は、世界平和と安定に対する挑戦であり、強く抗議する。

連合北海道は、日本が唯一の被爆国として、あらゆる国のいかなる核兵器・核実験に対しても反対し、抗議し、核兵器の廃絶、核実験の全面禁止の実現に向けた様々な運動を進めてきた。現在、若い世代への運動の継承をめざし、国連への高校生平和大使派遣の取り組みも進めている。
1945年8月9日、たった一発の原子爆弾が、73,884人の命と、74,909人の人生を奪った。このような核兵器がもたらす被害、むごたらしさ、悲しみは、「長崎」を最後にしたいからであり、核兵器のない時代を希求するからである。

連合北海道は、北朝鮮に対して、国連安全保障理事会決議の完全なる履行を強く求める。また、日本政府に対しては、各国と連携して北朝鮮の核開発完全放棄や日本人拉致被害者問題の早期解決に向け国際世論の形成を図るとともに、核兵器廃絶に向けて国際社会を牽引するよう要請する。

唯一の被爆国であり核の恐ろしさを体験した我々は、北朝鮮がいかに主張、弁明しようとも、核兵器のもたらす惨害が人道に対する罪、国際法に違反する罪として、世界の人々から永久に糾弾されねばならぬことから、今回の核実験を断じて、絶対に、許さない。

断固抗議する。

以 上