08春季生活闘争情報
No.10 2008.03.12 連合北海道春季生活闘争本部 22:00
積極賃上げで内需拡大に転換し安定経済を!全道総決起集会で髙柳会長が強調
連合北海道は、本日午後6時から、春季生活闘争勝利全道総決起集会を開催した。北海道厚生年金会館には、仕事を終えた組合員約2,000名が結集して賃金改善と非正規の処遇底上げを意思統一した。
集会は連合がつくった「組合の力があれば 4人からのメッセージ」のDVDから始まった。これは、東京のメッセンジャー業の組合結成やゲーム機修理の深夜労働、女性の均等待遇、不払い残業の一掃に向けた日常活動など、それぞれの実態を通じて労働組合の役割と歴史をわかりやすくまとめたものを集会冒頭に見てもらった。
続いて集会の本題に入り、主催者の髙柳闘争本部長は、「6期連続の企業増益の一方で、勤労者は9年連続の賃金低下と諸物価高騰により生活の切りつめを余儀なくされている。政府や経済界の一部も中間層の再興が必要と認めている。いまこそ全力で闘おう。」と、この闘いの意義を確認してあいさつした。
また、村田事務局長は、「11月に方針を確認してから、今日からの決戦に向けて準備を進めてきた。この闘いの目標は①労働分配率の反転、②時間外割り増しのアップ、③非正規の処遇改善と底上げの3点にある。連合北海道は、これら組合員の労働環境の改善とともに、道内勤労者の代表として灯油など物価問題や医療・道財政の再建など、道民生活安定に関わる要求も行ってきた。きょうのJC(金属労協)回答を契機に、道内地場相場の形成に向けて、働く者全てと連帯し北海道における社会正義を実現しよう」と情勢と闘いの提起をおこなった。
さらに決意表明として、初めて民間として闘うJP労組から「春季の取り組みの中で全国1,100名、道内100名の正社員化を実現した。改善1,500円、時給+25円をめざして闘う」と、また、政労連・雇用労から「非正規の増大で公共職業訓練のニーズは高まっているのに政府や道は縮小や廃止しようとしている。雇用のセイフティネットとして、中小の人材育成として、若年者のスキルアップのため、事業拡大こそ国民の要求に沿うもの」、UIゼンセン同盟は「今日から山場を迎える。正社員は定昇と1%か+2,500円、短時間は時給と処遇改善を総合的に求めて闘う。」、最後に削減に苦しむ地方公務員3者共闘から「道関係の独自削減7.5%、4年間は約束違反であり、実態としてとても厳しい。やむにやまれない北教組のスト処分の撤回を求める。交付税の復元と地方財政の安定には政治における政権交代が必要だ。このままでは北海道がつぶれる。」と、それぞれの課題や環境に対し、総力戦で闘う決意が表明された。
最後に「まじめに働く者が報われ、公正・公平・安心な社会を実現することをめざし総力で闘う」と決議を確認し、高柳本部長の団結がんばろうで締めくくった。
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