連合北海道ロゴ 連合北海道 (日本労働組合総連合会 北海道連合会) 連合北海道 Rengo Hokkaido official website

トップページ → 大会資料等 → 資料
資料:連合北海道第25回年次大会2号議案−2013春季生活闘争の基本構想
1.はじめに
 連合は、2010年12月の中央委員会において、初めて「働くことを軸とする安心社会」を目指すべき新たな社会像として確認した。 あれから2年が経過した現在、日本経済も自律的成長への動きが未だ見えず、デフレからの脱却も為し得ていない。よって、2013春季生活闘争基本方針のメインスローガンは、「働くことを軸とする安心社会」を改めて目指すこととし、「被災地の生活の復興なくして地域の復興なし」、 「デフレからの早期脱却をはかり日本経済の自律的成長への復帰」、 「格差是正、賃金の底上げ、底支え」 、「労働条件の改善による内需拡大」をサブ・スローガンとする。これらのスローガンを背景に、2013春季生活闘争を構築、組織化し、「労働条件の改善」、 「政策・制度課題の改善」、「組織拡大を図りつつ多くの仲間の処遇改善」を進めていくこととする。
 一方、連合北海道は、2012春季生活闘争において、全国的にも雇用情勢が厳しく、非正規労働者の比率も高く低賃金構造となっていることから、そこからの脱却をめざした「雇用の維持・創出 全道キャンペーン」や全国の連合初となる「就職活動応援セミナー」を開催してきた。また、産業別部門連絡会や中小・パート労働条件委員会による産別間の連携強化、エントリー登録組合の拡大、情報共有、地域内共闘強化などにより、厳しい交渉環境の中で、賃金カーブ維持という最低限の目標は達成でき、生活を守るための歯止めを辛うじてかけることができた。さらに、非正規労働者対策として、要求実現統一行動、官製ワーキングプア解消要請行動、待遇改善・組織化調査、統一要求提出などに全力を注ぎ、パート賃金の引上げでは、不十分であるが、格差是正、底上げの役割を一定程度果たすことができた。
 これらの成果と課題を受けて、2013春季生活闘争においても、前年の闘争方針の流れを基本として、構成産別・単組、地協・地区連合が一体となった取り組みを進めていくこととする。


2.情勢と課題
(1)情 勢
 雇用情勢は、2012年8月の完全失業率は4.2%(2011年は4.6%)、有効求人倍率は0.83倍(同0.65倍)となっており、「現在の雇用情勢は、持ち直しているものの、依然として厳しい状況にある」(9月27日・厚生労働省)と発表されている。
 北海道においては、完全失業率は5.7%(4−6月/2011年は5.9%)、有効求人倍率は0.56倍(同0.45倍)となっている。
 若年層の就職環境の厳しさは続いている。新規学卒者の採用拡大と就職促進は引き続き課題であるが、社会のニーズと若者の仕事に対する希望とを調整していく機能も求められている。
 勤労者の生活に目を転じれば、年収200万円未満のワーキングプアと呼ばれる層が1,100万人近くにも及び、非正規労働者は1,800万人を超え勤労者全体の35.1%(2012年1〜3月期)にもなるなど、厳しい生活を強いられており、格差の拡大を食い止め、賃金水準の底上げが果たせない状況が続いている。
 第180通常国会では、長年の課題であった労働関係法の改正が行われた。法改正に基づく労働者保護の動きを、組織労働者として率先して早期に実現させる必要がある。

(2)課 題
 すべての働く者の処遇改善は、待ったなしの状況にある。正規・非正規を問わず処遇改善と底上げの取り組みを強化しなければならない。賃金の底上げ・底支えはもちろんのこと、均等・均衡処遇の追求、ワークルールの整備や労働環境の整備、技術・技能継承のための教育・人財確保や、両立支援の観点も含めディーセント・ワーク実現に向けた取り組みが重要である。


3.2013春季生活闘争の考え方
(1)2013春季生活闘争の基本的考え方
 連合北海道は、「働くことを軸とする安心社会」の実現に向け、すべての働く者の生活が改善される取り組みとして「2013春季生活闘争」を位置づけ、公正、安心・安全な社会の実現に向け邁進していく。
 持続的成長のための政策追求と雇用と労働の再構築による真の競争力強化の2つの大きな柱に、すべての労働者を視野に入れ、共闘を中心とした格差是正、底上げ・底支えの取り組みをすすめ、マクロ的な観点から、すべての労働者のために1%を目安に配分を求め、労働条件の復元・格差是正に向けた取り組みをすすめる。
 さらに、非正規労働者の正規化と処遇改善、底上げ・底支えのための最低賃金の引き上げ、公平で透明な税制改革、セイフティネットとしての社会保障制度の改革・再構築、雇用形態間の格差拡大を縮小・阻止するための均等待遇の原則や男女平等参画社会の促進、ワーク・ライフ・バランスの実現、働き方のルールの再構築、を通じて日本におけるディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現していく必要がある。

(2)2013春季生活闘争の展開
 2013春季生活闘争の展開については、「すべての労働者の処遇改善」「高付加価値を生み出す人財の育成・処遇」「労働条件の底上げ・底支えと復元」「不合理な格差の排除」に向けて、すべての労働組合が1%を目安に労働条件の改善に適正な配分を求めていく。

1)賃上げ要求について
 低下した賃金水準の中期的な復元・格差是正に向けた取り組みを徹底し、賃金体系の歪み等を是正する。また、賃金カーブ維持分を確保し、所得と生活水準の低下に歯止めをかける。
2)総実労働時間の縮減によるワーク・ライフ・バランスの実現
 ●「連合中期時短方針」を踏まえた展開を継続して行う。
 ●労働時間規制の取り組み(36協定(特別条項付協定)の点検、適正化等の取り組み、インターバル規制等)
 ●時間外割増率の引き上げ
3)企業内最低賃金の取り組みの抜本強化
 ●すべての労働者の処遇改善のため、企業内最低賃金の協定の締結拡大、水準の引き上げをはかる。このため、未締結組合は協定化の要求を行い、すべての組合で協定化をはかる。
 ●企業内最低賃金は、その産業に相応しい水準で協定すること。
4)一時金水準の向上・確保
 一時金の取り組みについては、生活防衛の観点も含め水準の向上・確保をはかることとする。
5)ワークルールの取り組み
 ア.労働関係法令遵守の徹底
 イ.65歳までの雇用確保
 ウ.快適な職場づくり
6)「運動の両輪」としての「政策・制度実現の取り組み」
「2013年度政策・制度実現の取り組み」と「2013春季生活闘争における賃金・労働条件改善の取り組み」を「運動の両輪」として、すべての労働者を対象にした生活改善・格差是正の運動を強力に進める。


(3)すべての組合が取り組むべき課題(ミニマム運動課題)
 すべての組合が共闘して取り組む課題として、以下の五つの項目を「ミニマム運動課題」として設定し、労働組合運動の求心力を高めるとともに、交渉結果の社会的波及をめざす。
1)賃金制度の確立・整備
2)賃金カーブ維持分の明示と確保
3)非正規労働者を含めたすべての労働者を対象とした処遇改善
4)企業内最低賃金協定の締結拡大と水準の引き上げ
5)産業実態をふまえた総実労働時間の縮減、時間外・休日労働の割増率の引き上げ等


4.闘いの進め方
(1)闘いの進め方の基本的考え方
1)すべての労働者を対象に、産業別部門連絡会議を中心として、構成産別・地域協議会・地区連合による共闘態勢を構築し、総掛かり体制での闘争を展開する。
 また、社会的キャンペーンなどの展開によって、非正規労働者の取り組みや均衡・均等処遇の重要性について、広く社会へ波及をさせていく。
2)政策制度の取り組みを運動の両輪と位置付け、勤労者全体の雇用・生活条件の課題解決にむけ、政策制度実現の取り組みと連動させた取り組みを展開する。

(2)効果的な相場波及に向けた取り組み、態勢の強化
1)「産業別部門連絡会議」の連携と機能強化
 各部門連絡会議を中心に、回答引き出し組合の集中度を一段と高めつつ、連絡会議内の情報交換の緊密化、中核組合を中心とする情報開示、第1先行組合・第2先行組合による相場形成と波及力強化にむけた情報開示をすすめるとともに、中小組合の闘争に繋げていく取り組み展開と地場共闘への連動強化をはかる。
2)非正規労働者の労働条件改善
 非正規労働者の労働条件改善の取り組みは、「非正規労働センター」と連携を密にし、取り組みを展開する。

(3)中小の取り組み
  配分の歪みの是正に向け、中小・パート労働条件委員会を中心に、闘争情報の交流強化、交渉ヤマ場の統一ゾーンの設定などに取り組むとともに、取り組み強化の観点から、中堅組合も含めた共闘展開を行う。
 2013地域ミニマム運動の参加拡大をはかり、北海道内の中小組合の賃金の底上げと賃金体系の確立を促し、理にかなった要求基準を作成する一助とする。

(4)雇用対策の強化
 ●産業政策と一体感ある雇用政策を求めて
 5年目となる「全道キャンペーン行動」を継続実施する。なお、要請時期について、地協・地区連合は9月〜11月を基本に自治体訪問を行い、連合北海道は、例年どおり1月〜2月の地域討論集会前段の期間を活用し、振興局、商工会議所、学校などを訪問し、新規学卒者対策などに向けた行動を展開する。

(5)その他
 ●国家公務員制度改革関連四法案等の成立に向けて取り組む。
 ●公契約条例の制定に向けて取り組みを進める。

(6)今後の進め方
 連合2013春季生活闘争中央討論集会(11月7・8日)を受け、12月の地方委員会(12月25日)にて、「連合北海道2013春季生活闘争方針」を決定する。

    
5.当面する日程

10月25日(木) 連合北海道第25回年次大会

11月07日(水) 2013春闘中央討論集会(浦安)

11月14日(水) 改正労働関係法学習会(自治労会館)

11月28日(水) 第2回執行委員会

12月上旬     第1回中小・パート労働条件委員会

12月25日(火) 第1回闘争委員会(第3回執行委員会/第52回地方委員会)

2013年
1月下旬      北海道ブロック推進会議(3地協)

2月中       各地協・春季生活闘争討論集会
           産業別部門連絡会の開催

3月06日(水)  2013春季生活闘争勝利 全道総決起集会


以 上

関連団体リンク

サイトメニュー

トップページ
サイトマップ

イベント予定表
労働相談コーナー
活動報告
政策情報
春闘
最賃
労働判例
執行委員会報告
大会等資料
連合資料室(憲法講座講義録)
マンスリーれんごう北海道
連合北海道の談話
割引サービス

連合とは
入会案内
お問い合わせ
リンク集
アクセスマップ
プライバシーポリシー


サイト内検索

ANDOR サイト内
2014年2月28日以降の新着記事に関しては、こちらのページ右下の青色枠の検索窓をご利用ください

連合北海道ロゴ 〒060-8616 札幌市中央区北4条西12丁目1−11 ほくろうビル6F
TEL:011-210-0050 FAX:011-272-2255 / 011-281-3353
Copyright(C) 2010 連合北海道 All rights reserved.
Counter